Vol.2 【祝】春の選抜高校野球、高松商業が準優勝!
第88回選抜高校野球大会。
決勝戦は、はぜの地元・高松商業 VS 智弁学園(奈良)。
古豪高商復活か、智弁初優勝か…!!
全5試合中3試合目の延長戦
さて高商ですが、決勝までの4試合うち2試合が延長戦という中々のエンターテイナーっぷり(Vol.2 地元・高松商業高校が55年ぶり選抜決勝進出! - はぜの日々)
決勝戦でもそれをいかんなく発揮してくれました。
2回裏、智弁に先制1点を許してそのまま8回表。
内野安打→送りバントで1アウト二塁→3番主将・米麦選手がセンターヒットを放って1-1の同点に追いつき、そのまま延長へ。
余談ですがこの米麦選手、「イケメンすぎる」と密かに話題。
決勝後の母校凱旋でテレビにしっかり顔が映りましたが確かにイケメン。これはモテますね間違いない。
さて延長11回裏。表であと一歩点に繋がらなかっただけに何としてでもサヨナラは阻止したい!
そんな場面で魅せてくれたのが、ライト・荒内選手。
荒内選手は50m6秒台の俊足。
決勝戦、「足の速い選手が活躍するとテンションが上がる」ことで有名な元阪神・赤星憲広が実況。この日も荒内選手の活躍に歓声をあげてくれました。
実は阪神ファンのはぜ、地元高校が赤星に褒められたとあって2つの意味で大歓喜。
その後、2アウト(1塁)へ追い込んで迎えたのは、智弁投手・村上選手。
投手 VS 投手。互いのプライドが激突する中…
センター越えヒット!!!
智弁学園、延長11回裏でサヨナラ勝ちとなりました。
「野球はすごいなぁ…ドラマがあるなぁ」
スポーツ関係の職場なので、高商の試合は全部、職場のテレビでリアルタイム観戦。決勝で惜敗したときは「あぁー!」という声と「よく頑張った!」という声が飛び交いました。
そんな中、隣で観ていたサッカー関係者がぽつり。
「野球はすごいなぁ…ドラマがあるなぁ」
ああ、確かにそうだなと。
サッカーに限らずバスケットボールやバレーボール…
あらゆるチームスポーツは、選手1人1人の体格・体力・身長・技量に大きく左右されます。チームは選手の総合力。はぜの隣で呟いたそのサッカー関係者は知ってるんですね。チームスポーツにおいては、残酷なほどチーム間の実力差がハッキリと出ることを。
その中で、野球は異色です。
攻めるチーム・守るチームに誰が見ても分かるようハッキリと二分化され、かつ守る側がボールを握る。どんなに打者の調子がよくても守備がエラーばかりでは勝てない。どんなに投手の調子がよくても打ってくれなければ勝てない。
かつて香川県出身のプロ野球選手・三原脩氏は「野球は筋書きのないドラマである」と言いました。これほど不確定要素の多いチームスポーツは他にありません。プロでない、高校生なら尚更です。だからこそ、誰も想像していないドラマが生まれる。その不完全さと青臭さと純粋さに人は世代を超えて魅了される。
高商は、夏にどんなドラマを見せてくれるのか。
今から楽しみでなりません。