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はぜのメモ帳

ニッチな地域スポーツの話とか思う事とか。

Vol.21 苦手を克服しようとして自信を失うことが多分最もよくない

久々に、大好きなヒビノケイコさんのブログを読みふけってしまいました。

hibinokeiko.blog.jp

考えさせられると同時に、懐かしい気持ちになる記事でした。

できないことをわかっていると自分の役割が見えて来る
何かを出来ないというコトよりも、自分が出来ないことを把握してないコトのほうが、罪深い

自分も気付かなかった自分の役割

大学時代、所属していたゼミには2人の仲間、KとTがいた。

Kは、とにかく盛り上げ上手で、先輩からも後輩からも地域の大人からも愛される天性の人望を持っていた。Tは、アナウンサーになりたいという明確な夢を持ち、それに向かって歩み続けることができる努力家だった。

はぜには、場を盛り上げる才能も人望も夢も努力したいと思えることも、何もなかった。だから、2人に少しでも追いつこうと、“苦手”を克服しようとした。

その“苦手”は、自分の考えを言葉にして他人に伝えること。

他人からの目線や評価を異常に気にする人。当時のはぜはまさしくそういうタイプで、人から疎まれるくらいなら自分を殺して生きる方がマシだと思っていた。なので、自分の“芯”と言えるものなど…これが自分だと胸を張れるものなど無かった。

しかし、はぜが所属したのは「お前はどう思う?」と個の意見をとにかく大切にする教授のゼミだった。

はぜは非常に困った。まず自分で考えるということをどれほど放棄してきたのか思い知らされた。自分の意見が浮かぶようになっても、それを上手く言葉に変換できない。脳と口が繋がっていないような感覚。ディスカッションの時間が毎回憂鬱で仕方なかった。

そんなある日、ゼミで教授が言った。
「お前…メモ取るん早いなぁ」

どうやら、自分の考えは、口にではなく手に向かっていたらしい。

苦手を克服しようとして自信を失うことが多分最もよくない

ゼミは、フィールドワークが基本だった。

なので、
・他人の懐に入るのが上手く、地域住民から可愛がられる学生
・考えが柔軟で、斬新なアイデアをポンポン出す学生
・フットワークが軽く、何にでも挑戦する学生が重宝された。

一方で、企画実施後や会議後の報告書・議事録作成や会計処理、情報収集が苦手だという子も多かった。

KとTは前者だった。
はぜは後者だった。実働部隊が動くために穴を埋める、縁の下の仕事。

ようやく、ゼミで自分の居場所を見つけて気付いた。上手く発言できないことに焦燥していたのではない。自分の意見を言えない=ゼミの中で自分の居場所がない、KとTと並ぶ自信がないと感じ、それにどうしようもない焦りと寂しさを感じていたのだと。

その後、はぜは、ゼミに過去1人だけいたという「メモ魔」の肩書を襲名し、心置きなくメモ役に徹した。不思議なもので、心に余裕ができると自然と自分の意見も言えるようになっていった。

辛い思いをして苦手を克服するくらいなら、自分の長所を最大限に伸ばす。長所を磨けば自信になる。自信があれば、自然と苦手は克服できる。
はぜが大学4年間で学んだ、どの講義よりも意味があることだ。

組織で自分の役割を見つけられないと居場所を失う

実際には、居場所を失ってなどいないし、誰かがそう言っているわけでもない。それでも「自分は〇〇に貢献している」と言えることが1つもない組織に所属していると、異常な劣等感と罪悪感に苛まれます。

ヒビノケイコさんのブログに戻りますが、はぜは自分ができないことは把握できていました。ただ、それに劣等感を感じすぎて自分の役割が見えていませんでした。

現職では、学生時代に培ったメモ力が大活躍しています。
香川県内の総合型クラブは100%ボランティアですので、みなさん他に仕事を持っています。なので、県外開催のイベントや会議にはどれほど行きたくても簡単に行けません。なので、動けるはぜが行き、公式の報告書には載らない部分まで詳細にまとめた資料を還元しています。これが本当に喜ばれます。

一見、地域スポーツ界とは縁のないような自分の長所でも、向き合って磨けば必ず誰かの役に立つことを実感しています。
そして今度は、教授の様にはぜ自身が、誰かの気付いていない長所に気付かせてあげたいと、居場所をつくってあげたい。