はぜのメモ帳

ニッチな地域スポーツの話とか思う事とか。

Vol.16 日の当たらない部分に日を当てるということ

2016年4月25日(火)。

遂に決まりました、2020東京五輪エンブレム!

www.nikkei.com

日本伝統色の藍色で形の異なる図形を組み合わせ「多様性と調和」をモチーフとした、シンプルながらも非常に奥の深いデザイン。

1kando.com

佐野研二郎デザイナー作のエンブレムが白紙撤回になった2015年9月1日から約半年。新国立競技場や財源、資材置き場…問題はまだまだ山積みですが、エンブレムについてはひと段落ついた形でしょうか。

その一方で、お笑いコンビ・キングコング西野亮廣「負けエンブレム展」を個人で立ち上げ、かなり話題になってます。

応募総数400点を超えた「負けエンブレム展」

この企画については、ネットでかなりの賛否両論でした。
ですがよく見ると、“否”の意見としては『あくまで吉本芸人である西野がアーティスト気取りするな』という内容が大半。“賛”の意見では『これはおもしろい、自分も知りたかった』という内容が大半でした。

つまり、西野個人の肩書に対する批判はあれど「負けエンブレム展」そのものについての批判はほぼ見られなかった。

下が西野の公式ブログ。

lineblog.me

立ち上げた経緯も、

この『負けエンブレム展』は、最終候補に残った4作品を見て、「ずいぶん無難なのが残っちゃったなぁ」「もしかしたら、落選したエンブレムの中に、もっと良いのがあったのではないか?」というアンデパンダン的な動機で立ち上げた

というもので、国民の多くが気にしていたところをピンズド。

さらに、

普通に数作品を発表するだけではツマラナイので、『審査員特別賞』『優秀賞』『大賞』を決めさせていただきました。審査員特別賞と優秀賞に関しては、まぁ、言っちゃえば名前だけなのですが、大賞に選ばれた作家さんには、僕から(ほんの気持ちですが)ポケットマネーで10万円を贈呈させていただきます。

西野個人から10万円を贈呈してくれるというおまけつき。

むしろ1人の芸人がこれだけ動く前に、JOCでやってほしかった企画ですね。

…今回の「負けエンブレム展」は、はぜがブログを書く意味と非常に似ていると思いました。

日の当たらなかったはずの部分に日を当てるという発想。
ブログをはじめた思いを再確認できました。